アジアの日本留学生がファッション業界の注目を集める

21世紀に入ってから、グローバル化はすでに社会経済生活の隅々に広がっており、これは若者にとってより明らかに現れており、自分が一定の条件と実力を持っていれば、学校や就職にはほとんど国境がなくなっている。日本の少子高齢化の傾向が顕著になっている背景には、多くのアパレル大学が留学生の採用を強化し、多くの中国や韓国から来た若者が卒業後に日本企業に残ることを選び、世界のファッション業界を将来の才能発揮の舞台にしたこともある。

中国人留学生の就職経路が増加

近年、日本留学経験のある中国人青年学生の日本企業への就職者数は明らかに増加の勢いを見せている。数年前、「数年後に帰国する」ことを堅持していたため、卒業後に仕事を選ぶのをためらっていた人が多かった。しかし、日本の紡績アパレル企業の中国での事業拡大に伴い、日系企業は中国人留学生により多くの就職ルートとキャリア選択を提供することができるようになった。

伊藤忠ファッションシステムの上海法人ifsに勤務する郭婷さんが典型的な例だ。現在、郭婷は販売員の育成訓練に従事しており、日本のアパレル小売業のサービス面での成功経験を中国に紹介しようとしている。1981年南京生まれの郭婷は高校時代から日本の美容、服飾に興味を持ち、卒業後2年間の日本語学習を経て、20歳で杉野服飾大学に入学した。

学校に通っていた間、郭婷は日本のアパレル業界のハイレベルなサービスを身をもって体験し、丸井に買い物に行くたびに感慨を覚えたという。卒業を間近に控えた郭婷は「将来帰国する」ことを考慮し、「自分の専門的な強みを発揮しながら上海に支店を持つ」日本企業に就職の重点を置いた。

最初、郭婷は美容関連の広告会社を選んで就職し、上海に派遣され、伊藤忠ファッションシステムに移籍した。

入社後、ある日本の商業企業の最初の店舗がオープンしたのに間に合い、郭婷は中国人販売員の研修を始めた。帰国後、郭婷は中日両国のサービス意識の違いをより深く認識し、挨拶、笑顔、心からの感謝などの段階から始め、販売員のサービス意識を強化することにした。

郭氏は日本の留学生活について、「日本に留学するには多くの苦難を経験しなければならないので、安易な決定には賛成できない。しかし、目標が明確であれば挑戦に値する」と述べた。

日系企業のホスト国での産学連携強化

近年、中国と日本の間で人材交流分野での協力がますます深まっている。最近では、すでに多くの日本企業が中国で現地の科学研究機関や大学との協力を展開している。ホスト国での産学連携は企業の研究開発能力の向上に有利であるとともに、企業が優秀な人材の就職を誘致するのに役立つため、すでに中国における外資企業にとって不可欠な業務の一つとなっている