W杯タイ革炒め

南アフリカがワールドカップ(W杯)サッカー大会を主催することは、タイの農産物と食品が南アフリカ市場を拡大する重要なビジネスチャンスであるだけでなく、アフリカでタイの農産物と食品の知名度を高め、南アフリカで試合を観戦する観光客にタイの食品をより多く理解させ、消費させる好機でもあり、将来の輸出市場の拡大に基礎を築く。南アフリカへ試合を見に行くファンの多くは、購買力の強い顧客層だ。彼らは米国、英国、ドイツ、イタリア、フランス、韓国、日本などの経済大国から来ており、タイの市場拡大の目標市場だ。また、試合の生中継、試合前の雰囲気、特別報道、試合のエピソードなどのメディア報道が世界各地に伝えられ、ワールドカップのサッカー試合の潮流はタイの農産物と食品に大きなビジネスチャンスをもたらすことができる。

2010年最初の4カ月間、タイの農産物と食品の南アフリカへの輸出総額は1.6622億ドルに達し、前年同期より15.4%増加した。南アフリカ市場で好調に成長したタイの農産物と食品は、装飾用花と葉(388.0%増加)、新鮮、冷蔵、冷凍、乾燥果物(25.5%増加)、初加工海産物(107.13%増加)、コーヒー、お茶、香料(80.6%増加)、食糧加工製品(56.8%)、食糧デンプン(28.9%増加)、米(27.7%増加)、ゴムおよび製品(22.1%)、皮革製品(21.2%)、野菜および果物加工製品(19.6%)が増加した。