アディダス大中華区の第1四半期の売上高は前年同期比36%増
アディダスが昨日発表した最新四半期の業績によると、為替要因を除くと、大中華区の今年第1四半期の売上高は前年同期比36%増の2億8400万ユーロで、アディダスグループのすべての市場の中で1位にランクされている。
アディダス大中華区の既存店売上高は前年同期比2ケタ増、アディダスの自社専門店の売上高は同21%増だった。2011年2月現在、アディダスは中国に5800店、自社店舗数は109店を展開している。アディダス側によると、2015年までに2500店を新規出店し、カバーする中国の都市は現在の550から1400店に増え、今年はアディダスが中国に500店以上を新規出店し、うち12店が自社店舗となる。
アディダスは昨日記者団に対し、今年第1四半期に新製品市場に出回るまた、アディダスのスポーツファッション製品が好調で、第1四半期の売上高が51%増加したことも業績の大幅な増加要因となった。
これまで、国内のスポーツ用品市場は30%前後の高度成長時代に別れを告げ、人的、家賃などのコスト要因の影響で、業界全体の成長率は10%~ 20%に戻るとの見方があった。
これらの判断に対し、アディダス側は、人件費や家賃の上昇などがアディダスに影響を与えているとして、アディダスグループの今年第1四半期の粗利益は0.1ポイント低下して48.5%になったが、アディダスは減少した割引販促の活動、また粗利益率の高い小売事業の割合の増加はコスト上昇の影響を相殺した。アディダスの「ロードマップ」によると、2015年までにその収入は毎年2桁のペースで増加する。
また、アディダスはこのほど、大中華区の販売区画再編を完了し、元の中区を廃止し、成都を本部とする西区を新設すると発表した。元は中区に属していた湖南、湖北は西区に統合された。アディダス側は、販売チャネルの効率化を図る狙いがあるとしている。
アディダスによると、同社と宝勝国際は「リーボック」の提携が順調に進んでおり、現在宝勝国際は国内の一線から三線都市に約40店舗を構えており、将来的にはさらに三線以下の都市に拡大し、アディダスの市場シェアを拡大する。
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