ニット工業協会:上半期ニット業界の経済運営分析
今年に入ってから、国民経済は引き続き回復し、業界の総合景気水準は拡大を維持し、生産の着実な成長を牽引してきた。上半期、ニット業界の需給両端は安定した成長態勢を維持し、国内販売市場は持続的に回復し、輸出は安定を維持し、企業の経済効果と利益の傾向は良好に向かい、発展の自信はある程度回復し、経済運営は安定した中で良好な態勢をさらに強固にした。
01売上高は前年同期比増加
国家統計局の統計によると、2024年1~6月のニット業界規模以上の企業の主要事業収入は前年同期比3.20%上昇し、伸び率は今年第1四半期より0.47ポイント上昇し、稼働の伸びを続けている。ニット業界規模以上の企業の営業コストの増加幅は営業収入をやや下回り、1~6月の増加率は前年同期比3.05%だった。2種類の製品を見ると、上半期のニット織物規則上の企業の営業収入の伸び率は前年同期比4.51%上昇し、ニット服装規則上の企業の営業収入の伸び率は前年同期比2.44%上昇した。また、消費シーンの持続的な革新に伴い、消費習慣がレジャー、スポーツに転換し、スポーツカジュアルニットウェアの表現が際立ち、売上高は前年同期比6.85%増となった。
衣料品の生産量では、今年上半期、我が国の衣料品の生産量は前年同期比4.42%増加し、そのうちニット衣料品の生産量は前年同期比7.86%増加した。同期、ニット衣料の生産量が衣料の総生産量に占める割合は70%近くに達した。
02運営効果が持続的に向上する
ここ数年のデータを見ると、今年上半期のニット業界規模以上の企業の収益力は通常の水準を維持し、利益率は3.96%だった。そのうち、ニット織物定規上企業の利益率は3.56%、ニット服装定規上企業の利益率は4.19%だった。
具体的には、1~6月のニット業界規模以上の企業利益総額は前年同期比4.92%増、業界の損失面は26.08%で、今年第1四半期より6.6ポイント縮小した。営業収入100元当たりのコストと3つの費用の割合は2023年同期に比べてやや低下し、運営効果は持続的に良好になっている。
03対外貿易の継続的回復態勢
税関総署の速報によると、今年上半期、全国の織物衣料の累計輸出額は前年同期比1.5%増の1431.8億ドルだった。そのうち繊維製品の輸出は693億5000万ドルで、前年同期比3.3%増加した。衣料品の輸出額は738億3000万ドルで、前年同期とほぼ横ばいだった。
2024年1~6月の我が国のニット製品の輸出額は503億6800万ドルで、前年同期比4.45%増加し、伸び率は織物服装の輸出より3ポイント近く高かった。そのうち、ニット織物の輸出は115.40億ドルで、前年同期比8.2%増加し、伸び率は第1四半期より6.6ポイント上昇した。ニットウエアとアクセサリーの輸出額は388億2800万ドルで、前年同期比3.4%増加し、伸び率は第1四半期より0.5ポイント上昇した。
主な輸出市場を見ると、我が国のニット製品の輸出は引き続き増加傾向にある。上半期の我が国のニット製品はアセアン、米国、EUに対して前年同期比それぞれ8.62%、6.07%、2.39%増加した。これに比べ、対日本輸出はやや軟調で、輸出額は前年同期比2.52%減少した。
同期間、中央アジア5カ国、タイ、バングラデシュなど一帯一路の国と地域への輸出の伸び率も明らかになり、1~6月の我が国のニット製品の上記地域への輸出はそれぞれ55.46%、37.17%、26.63%増加した。将来的には、中吉烏鉄道プロジェクトの建設に伴い、地域間交流・協力の深化は、沿線諸国ひいては地域全体にかつてない発展のチャンスをもたらし、地域経済・社会のより速い発展の実現を牽引する。
市場需要を見ると、2024年以降、主な先進経済体である米国、EUなどのニット製品の全体的な輸入需要は低下傾向を続けている。1~5月の米国ニット製品の輸入総額は前年同期比3.85%減少し、うち我が国からの輸入は前年同期比0.7%減少した。1〜4月のEUニット製品の輸入総額は前年同期比6.76%減少し、うち我が国からの輸入は前年同期比0.68%微増だった。市場シェアを見ると、我が国のニット製品の欧米市場におけるシェアはやや回復し、1~5月の我が国の米国市場シェアは前年同期比0.6ポイント上昇し、1~4月のEU市場における我が国のシェアは前年同期比1.84ポイント上昇した。
現在、米国のニット製品輸入の上位5カ国はそれぞれ中国、ベトナム、カンボジア、バングラデシュ、インドである。2013年以来のデータを見ると、中国の米国市場シェアは大幅に低下し、17ポイント低下した。同時に、ベトナムの割合は大幅に上昇し、7ポイント近く上昇し、中国との差をさらに縮小した。
EU地域では、ニット製品の半数以上が中国とバングラデシュから輸入されている。注目すべきは、今年1~4月、バングラデシュは中国を抜いてEU最大のニット製品供給国となり、市場シェアは中国を0.35ポイントリードしていることだ。また、中継貿易の要素の影響を受けて、将来の我が国の日本への輸出やベトナムなどの国の圧迫に直面して、重視と注目に値する。
品目別に見ると、上半期のほとんどのニット製品の輸出額はプラス成長を遂げた。その中で、Tシャツ肌着、経編物、下着部屋着(ブラジャーを含まない)の輸出額は同じが理想で、伸び率はそれぞれ34.10%、9.75%、9.07%だった。
地方税関のデータを見ると、江蘇省、浙江省など東部沿岸の重点地域は今年に入ってから成長区間に復帰し、成長の勢いは良好だ。上半期、浙江省、江蘇省、山東省の輸出額は前年同期比それぞれ6.85%、8.40%、3.47%増加した。同時期、新疆、広西省の輸出は急速な増加傾向を示した。
04国内販売は安定成長を維持
中国紡績工業連合会の調査・推計によると、第2四半期、業界総合景気指数は63.3%に達し、今年に入ってから50%以上の拡張区間を続け、生産が着実に伸びていることが明らかになった。上半期、限度額以上の衣料品、靴帽子、針織物類の小売額は7098億元で、前年同期比1.3%増加した。実物商品のオンライン着用商品の小売額は前年同期比7.0%増加した。
6月の中国製造業購買マネージャ指数(PMI)は49.5%で、前月と変わらず、製造業の景気はほぼ安定している。そのうち、生産指数は50.6%で、依然として臨界点を上回っており、製造業企業の生産は引き続き拡大を維持している。新規受注指数は49.5%で、製造業市場の需要は減速している。
通年を展望すると、ニット業界が直面する発展情勢は依然として複雑で厳しい。世界の金融政策の分化、地政学的環境の逼迫、貿易保護主義の台頭などの一連の要素の影響を受けて、業界の対外貿易は依然として圧力を受けている。国内販売では、短期的には有効な需要不足、市場予想の弱さなどの問題があるが、国内マクロ経済の回復の方向性、長期の方向性のファンダメンタルズは変わっていない。業界は国内外の複雑で変化に富んだ環境に対応すると同時に、内部改革を深化させ、革新駆動を強化し、戦略を柔軟に調整し、チャンスを把握し、業界が逆境の中で着実に前進することを推進し、質の高い発展を実現しなければならない。
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